手関節に関する症状
・手首の骨折
・手関節捻挫
・手首腱鞘炎
<コーレル骨折とは>
転倒して手をついたり、自転車やバイクに乗っていて転んだりしたときに、前腕の2本の骨のうちの橈骨(とうこつ)が手首のところ(遠位端)で折れる骨折です。特に高齢者の転倒時に多発し、骨粗鬆症で骨が脆くなっているので簡単に折れます。若い人でも高い所から転落して手をついた時、スポーツ中や交通事故などで強い外力が加わると起きます。いずれの場合も前腕のもう一本の骨である尺骨の先端やその手前の部分が同時に折れる場合もあります。
<手首の骨折を引き起こすケース>
・高齢者による転倒
・スポーツ中の転倒
・自転車での転倒
※いずれも転倒時に手をつく
<症状>
・変形(手首に段差が見える)
・紫色の内出血
・見たこともない腫れ
・骨がコツコツと鳴る
・手首がブラブラする
・指が痺れる
・痛くて冷や汗がでる
<当院での治療>
・骨折の整復
・ギプス固定
・アイシング
■ リハビリ期
・赤外線
・パルス電気
・超音波治療
・リハビリ
<手関節捻挫とは>
バトミントンやテニスなど手首をひねる動作を繰り返し行うスポーツや職業、主婦の日常生活内の家事などで手首に掛かる負担が大きいと発症します。手関節捻挫になると、腕をひねったり手首を小指側に曲げたりすることで、痛みを感じるようになります。
<手関節捻挫の引き起こすケース>
・主婦の家事の動作
・重い荷物を持った際
・手首に負担が掛かるスポーツ
<手関節捻挫の症状>
・手首を捻ると痛い
・手首を小指側に曲げると手首に痛みがある
・ドアノブを回した時に痛い
・車のキーを回す時に痛い
・手首が腫れる
・関節周囲が熱くなる
<当院での治療>
・アイシング
・超音波治療
・SSP治療器
・テーピング
・キネシオテープなど
<腱鞘炎とは>
腱鞘炎は、職業柄パソコンを使うことやものを書くことの多い方(物書きや事務作業員など)がなりやすいと言われていて、そのため腱鞘炎は日常生活動作に密接に関係している症状とも言えます。腱鞘炎の好発部位は手首や指ですが、放って置くと激痛になることもあり、症状が進行すると手術の必要がある状態にもなりかねません。
<手首腱鞘炎を引き起こすケース>
・手指の使い過ぎ
・スマホの使い過ぎ
・加齢による腱鞘の変化
・過度のパソコン作業
・ものを書くことが多い
・草むしり
・家事など
<手首腱鞘炎の症状>
・痛みや腫れ
・指が曲がって伸びない
・指を伸ばす時に跳ねる
・物を掴むと痛い
・朝方に症状が悪化する
・痛くて力が入らない
・熱を持って腫れる
<当院での治療>
・超音波治療
・アイシング
・SSP治療
・テーピング
・キネシオテープ
・ストレッチなど